女性ホルモンを打てばヒゲを含む体毛は薄くなるの?減るの?
アナタは女性ホルモンを打てばヒゲ、体毛は薄くなり女性っぽくなると
妄想を膨らませていませんか?
結論から言っても毛が減るということはありません。
強いて言うならば女性ホルモンの継続的な投与により毛自体が細くなる
ので薄く見えるということはあるかも知れません。
しかし、
成長してからでは多くのMTFトランスジェンダーが抱いていることは
基本的に無いと思った方がいいです。
がっかりさせている訳ではありませんのでご安心ください。
この先は女性ホルモンと髭・体毛をメイン解説いたします。
一般的には薄くなることはあっても減毛することはほぼない!個人差が出るのがホルモン治療
先述したように基本的にホルモン治療を行っても毛に関しては視覚的に減る
ということはありません。
繰り返しになりますが、
薄くなるのは体内の女性ホルモンが男性ホルモンの比率を超えて来たときに
毛が細くなるために薄く感じるということです。
それ以外には
・男性的な性欲が抑制される
・カラダのラインが丸みを帯びてくる
・微妙に顔の印象が柔らかくなる、
・毛髪なんとなく柔らかくなる
・気持ち少し優しくなる?
ぐらいのものです。
丸みを帯びてくるのは骨格が変わるわけではありません。
脂肪が付きやすくなるのでそう見えるということです。
ちなみに完全埋没しているMTFトランスジェンダー女性は骨切り手術などを
して骨格を替えている人もいます。
毛穴の数は決まっている
毛穴の数って皆それぞれ「オギャァ~」と産まれたときから決まっています。
もっと言うと胎児のときに決まっているようです。
赤ちゃんのお肌は頬ずりしたくなるぐらいツルツルしていますね。
毛穴なんてあるの?って思ってしまいますよね。
でもあるんですね。
それは年齢と共に変化して行きます。
幼年期も子供も赤ちゃんほどではないにしてもまだみずみずしく
お肌の水分もしっかり保立てれいます。
思春期になると皮脂の分泌が活発になり毛穴も広がり目立つように
なってきます。
もちろん個人差や生活習慣もありますが。
このように成長という過程があるので女性ホルモンを投与しても
毛穴の数はコントロールできないということです。
女性ホルモンが優位になると毛は細くなりサイクルも変わる
個人差に左右されるホルモン治療ですが体内の女性ホルモン量が増えると、
皮脂の分泌も減少してムダ毛と成り得る毛は細く柔らかくなるということ
はあります。
エストロゲンとプロゲステロンというやつですね。
前者はお肌を綺麗にする役割があり後者は妊娠を可能にするホルモンです。
男性ホルモンであるテストステロンとは逆を行く訳ですから
毛のサイクルも女性ホルモンが優位になるとやはり変わってきます。
私の推論です「女性ホルモンで毛が減ったよ!」という人の卵が先か、鶏が先か?理論
女性ホルモンをずっと継続していて毛が減ったという人もたまにいる
ようです。
これは先に挙げたように目立たなくなったことを本人が減ったと解釈
していることが考えられます。
次にもともと女性ホルモン量が多く且つ毛穴が少ないということも
あると思います。
昨今はLGBTというワードも社会的に認識されるようになってきて
います。
すんなりと子供の考えを受け入れた場合大学病院の精神科と併設された
GIDジェンダー外来に早ければ思春期にさしかかる前に訪れる人もい
ます。
このようなケースは多いとは言えませんが本人、保護者と治療者の話し
合いの上早い時期からホルモン投与するということもあります。
その場合当然思春期に多く分泌されるはずだった男性ホルモン抑える
ことになり代わりに女性ホルモンを体内に入れることで、
毛が薄いということが普通になります。
思春期にもならない未成年だと有利にはたらくということ一例だと思います。
不謹慎な例ですが余談として、
昔ドキュメンタリーか何かの番組で視床下部に腫瘍ができることで
女性ホルモンの分泌が優位になった男性が出ていました。
この方のカラダのラインはに丸みを帯びていて、
ブラジャーをしていてその買い物姿も放映されていました。
・まとめ
・女性ホルモンは根本的に毛穴を減らすことはできない
・女性ホルモン投与により毛が細くなるため結果、減毛したように錯覚する
・元々の女性ホルモン量が少ない且つ毛穴が少ない場合ホルモン治療が有利になる
・幼年期から女性ホルモン治療により男性的な毛が少ないのが普通という感覚
ポイントとしてこのような物と認識していれば過度に期待せずに
済みます。
だからといって女性化を阻むことではありませんでご安心ください。